OBS(Open Broadcaster Software)は、YouTubeやTwitchでの配信に広く利用されている無料の配信ソフトです。
特に初心者にとっては、手軽に導入できる点や高機能な設定を活用できる点が魅力です。
しかし、初めて使う際には、どのようにインストールし、設定を行えば良いのか分からない方も多いのではないでしょうか。
本記事では、OBSの導入方法から初期設定まで、初心者でも迷わず進められるよう、ステップごとに詳しく解説していきます。
配信をスムーズに始めるためのポイントを押さえ、快適な配信環境を整えましょう。
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OBSとは何か?
OBS(Open Broadcaster Software)は、動画配信や録画を行うための無料ソフトウェアです。
特にゲーム実況やYouTubeライブ配信など、多くの配信者に利用されており、プロフェッショナルな品質を求めるユーザーにも選ばれています。
初心者でも手軽に始められる点が特徴で、幅広いカスタマイズ性と高機能ながら無料で利用できるため、人気を集めています。
このOBSの特徴は、まず非常に柔軟な設定ができることです。
画面キャプチャ、音声のミックス、さまざまなエフェクトを用いた映像編集がリアルタイムで行えるため、配信中の演出にもこだわれます。
さらに、Windows、Mac、Linuxといった複数のOSに対応しているため、どんなユーザーでも利用可能です。
特にOBSは初心者にとって、配信や録画をスタートするためのハードルが低く、導入が簡単です。
専門的な技術がなくても直感的に操作できるインターフェースを備えているので、初めての配信でも安心して取り組めます。
OBSのシステム要件
OBSを使い始めるためには、まずパソコンにソフトをインストールし、基本的な設定を行う必要があります。
また、快適な配信を行うには、ある程度のパソコンスペックも重要です。
OBSは多機能なソフトであるため、ある程度のパソコンスペックが求められます。
特に高画質配信や重いゲームのプレイ中に配信を行う場合、パソコンの性能が不足していると、映像がカクついたり、音声が遅れたりすることがあります。
快適な配信を行うためには、以下のパソコンスペックを目安にすることが推奨されます。
最新版を確認する時はこちらをごらんください。
以下のスペックを満たしていれば、ほとんどの配信環境でスムーズな操作と高品質な映像を提供できます。
最低 | 推奨 | |
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要 | 64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要 | |
OS | Windows 10 20H2 (64 bit) | Windows 11 (64 bit) |
プロセッサー | Intel i5 2500K, AMD Ryzen 1300X | Intel i7 8700K, AMD Ryzen 1600X |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィック | GeForce GTX 900 Series, Radeon RX 400 Series, Intel HD Graphics 500 | GeForce 10 Series, Radeon 5000 Series, Intel Xe |
DirectX | Version 11 | Version 11 |
ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 | |
ストレージ | 600 MB の空き容量 | 600 MB の空き容量 |
引用:steamページより
最低 | 推奨 | |
OS | 11 or higher | 12.5 or higher |
プロセッサー | Intel quad-core recommended | Intel quad-core or Apple Silicon |
メモリー | 4 GB RAM | 8 GB RAM |
グラフィック | Intel or AMD | Intel, AMD, or Apple |
ストレージ | 800 MB の空き容量 | 800 MB の空き容量 |
引用:steamページより
OBSの導入手順
OBSの導入は初心者でも簡単に行えるように設計されていますが、初めての方でも安心して進められるように、詳しく手順を解説します
以下のステップに従って、OBSをインストールし、最初の設定を行いましょう。
1.OBS公式サイトにアクセスしてダウンロード
まずは、OBSの公式サイトにアクセスします。
ホームページに表示されるOSのアイコン(Windows、Mac、Linux)から、自分のパソコンに合ったものを選択しクリックします。
利用しているデバイスに合わせたバージョンを選択してください。
2.インストーラーを実行してOBSをインストール
次に、ダウンロードしたインストーラーを実行し、インストールウィザードの指示に従ってOBSのインストールを進めます。
このプロセスは自動的に進むため、指示通りに操作すれば問題なく完了します。
- ダウンロードが完了したインストーラーファイル(.exe、.dmgなど)をダブルクリックして実行します。
- インストーラが起動すると、インストールウィザードが表示されるので「次へ」をクリックします。
- 使用許諾契約に同意し、インストール場所を選択します。通常はデフォルトの場所で問題ありませんが、変更したい場合はここで指定してください。
- 「インストール」ボタンを押して、OBSのインストールが開始されます。数分で完了しますので、待機します。
- インストールが完了したら「完了」をクリックし、インストールウィザードを閉じます。
OBSを起動し初回設定を行う
インストールが完了したら、OBSを初めて起動します。
初回起動時には、自動設定ウィザードが立ち上がり、パソコンの性能やネット回線の速度に基づいて最適な配信設定が提案されます。
この自動設定に従うことで、簡単に配信の準備が整います。
自動的に行ってくれる機能なのですが、その設定が必ずしも最適化されているのかは微妙な場合もあるらしいので、「キャンセル」して後から好みの設定をしても構いません。
ツールメニューで後から設定もできますので、必要時に設定しましょう。
設定を行う場合は、以下の手順になります。
- デスクトップ上やスタートメニューからOBSを起動します。
- 初回起動時、自動設定ウィザードが表示されます。このウィザードでは、パソコンの性能に合わせた最適な配信設定を自動的に構成します。「自動設定ウィザードを開始」をクリックします。
- ウィザードでは「配信を重視」または「録画を重視」かを選択します。通常、ライブ配信を目的とする場合は「配信を重視」を選びましょう。
- 次に解像度とフレームレートを選択します。デフォルトの設定でも問題ありませんが、より高画質で配信したい場合は解像度1080p、フレームレート60fpsを選びます。
- 設定が完了すると、OBSが自動でテストを行い、結果に基づいて最適な配信設定を提案します。「設定を適用」をクリックして設定を完了させます。
これで、OBSの基本的な導入と初期設定が完了しました。
OBSのメイン画面は上記のようになります。
まとめ
OBS(Open Broadcaster Software)は、初心者でも簡単に導入できる無料の配信ソフトです。
特にYouTubeやTwitchなどでの配信を考えている方におすすめです。
OBSは初心者から上級者まで幅広いユーザーに対応しており、配信や録画に必要な機能を備えています。
正しい手順で導入と初期設定を行えば、スムーズに配信を開始できますので、これから配信を始めたい方はぜひ試してみてください。