Canvaは無料でも十分使えるデザインツールです。
ただ、使い続けていると「この素材、王冠マークが付いていて使えない」「背景を消したい」と、有料版が気になる場面が出てきます。
今回は、Canvaの料金プランで何ができるかを比較し、目的に合ったプランを分かりやすく説明します。
- Canvaの料金プラン一覧(年払い・月払い)
- 無料版でできないこと、Canvaプロでできること
- 活動内容に合わせたプランの選び方
- 無料トライアルと解約の注意点
Canvaの登録手順は、こちらの記事で解説しています。
Canvaの料金プラン一覧
個人で使うなら、選ぶのは「無料」か「Canvaプロ」のどちらかです。
複数人でデザインを共有するなら「Canvaビジネス」が候補になります。
| プラン | 対象 | 年払い | 月払い |
|---|---|---|---|
| 無料 | 1人 | 0円 | 0円 |
| Canvaプロ | 1人 | 8,300円(月あたり約691円) | 1,180円 |
| Canvaビジネス | 1人〜チーム | 1人あたり18,800円 | 1人あたり1,880円 |
| Canvaエンタープライズ | 大きな組織 | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
最新の金額はCanva公式の料金ページで確認してください。申し込み画面に表示される金額が、実際に請求される金額です。
年払いの方が、年間5,860円お得です
Canvaプロを月払いで1年使うと14,160円、年払いなら8,300円です。
しばらく使い続けるつもりなら、年払いを選びましょう。
まずは無料トライアルや月払いで試してから、年払いに切り替えるのもありです。
「Canva for Teams」は新規受付が終わっています
以前あったチーム向けの「Canva for Teams(Canvaチーム)」は、新規登録とアップグレードの受付が終了しました。
これから複数人で使うなら、後継の「Canvaビジネス」を選びます。
すでにTeamsを契約している人はそのまま使い続けられますが、一度解約すると再契約はできません。
無料プランとCanvaプロの違い
大きな違いは「使える素材の量」と「作業を減らす機能」です。
無料版でもデザインは作れますが、背景透過やサイズ変更など、手間を省く機能はほとんどCanvaプロ限定です。
| 項目 | 無料 | Canvaプロ |
|---|---|---|
| テンプレート・素材 | 無料のもののみ | 王冠マークのプレミアム素材も使い放題(1億点以上) |
| 背景リムーバー(背景透過) | × | ○ |
| 透過PNG・SVGでのダウンロード | × | ○ |
| 印刷用のCMYKでのPDF書き出し | × | ○ |
| サイズ変更(マジック変換) | × | ○ |
| SNSの予約投稿(コンテンツプランナー) | × | ○ |
| ブランドキット | 1つまで | 5つまで |
| ストレージ | 5GB | 100GB |
| AI機能(画像生成など) | 使える回数が少ない | 使える回数が多い |
※素材数やAI機能の回数は、よく変わります。正確な数字は公式の料金ページで確認してください。
テンプレート・素材
無料版でもたくさんのテンプレートや写真が使えます。
ただ、検索して「いいな」と思った素材には、王冠マーク付きのプレミアム素材が多く混ざっています。
無料版では、この素材を使うと透かしが入ったままで、ダウンロードできません。
ダウンロード形式
ロゴやスタンプのように背景を透明にしたい画像は、透過PNGで保存します。
拡大しても粗くならないSVGも、Canvaプロでないと保存できません。
名刺やフライヤーを印刷会社に入稿するなら、CMYKでの書き出しも大事です。
RGBのまま入稿すると、画面で見た色と印刷した色がずれることがあります。
サイズ変更
一度作ったデザインを、別のサイズにワンクリックで変えられます。
たとえばInstagramの投稿画像を、ストーリーズやXの画像サイズに展開できます。
無料版では、サイズごとに作り直す必要があります。
SNSの予約投稿
Canvaで作ったデザインを、日時を決めてSNSに自動投稿できます。
作って書き出して投稿する手間がなくなります。対応しているSNSは変わることがあるので、予約画面で確認してください。
ストレージ
無料版は5GB、Canvaプロは100GBです。
画像中心なら5GBでも当分足りますが、動画をアップロードして編集するなら、早めにいっぱいになります。
Canvaビジネスの特徴
Canvaビジネスは、Canvaプロの機能すべてに、チームでの共有やブランド管理の機能を加えたプランです。
1人から契約でき、料金は使う人数分かかります。
| 項目 | Canvaプロ | Canvaビジネス |
|---|---|---|
| 使える人数 | 1人のみ | 1人〜(人数分の料金) |
| ストレージ | 100GB | 500GB |
| ブランドキット | 5つまで | 100個まで |
| AI機能の利用枠 | 標準 | Proより多い |
| チームでの共有・管理 | — | ○ |
| 広告の分析・データの可視化(Flourish) | — | ○ |
Canvaプロは1人用です
Canvaプロのアカウントを、複数人で共有して使うことはできません。
チームメンバーや外注先と同じテンプレートやロゴを使いたいなら、Canvaビジネスを検討しましょう。
デザインを見せるだけなら、無料で十分です
共有リンクを送れば、無料アカウントの人ともデザインを共同編集できます。
ただし、プレミアム素材を使った部分は、無料アカウントの人がダウンロードすると透かしが入ります。
仕上げと書き出しをCanvaプロの人が担当すれば、問題ありません。
無料で十分な人・Canvaプロにした方がいい人
「同じ作業を何度もくり返しているか」が判断の目安です。
月に数枚作る程度なら無料で十分、毎週SNSに投稿したり、グッズや印刷物を作ったりするならCanvaプロがおすすめです。
- イベント告知やお知らせ画像を、たまに作る程度
- 無料のテンプレートや素材で、作りたいものが作れている
- 画像は写真や自分で用意した素材が中心
- SNSに毎週投稿していて、予約投稿やサイズ変更で手間を減らしたい
- ロゴやスタンプ、グッズ用の画像など、背景を透明にしたい
- 名刺やフライヤーを印刷会社に入稿する(CMYKで書き出したい)
- スポンサー資料や営業資料など、人に見せる資料をよく作る
- 動画をCanvaで編集する(ストレージが足りなくなりやすい)
- チームやスタッフと、同じロゴ・テンプレートを使いたい
- 複数の活動やブランドを、それぞれ管理したい
迷ったら、まず無料版で使ってみて、「王冠マークの素材を使いたい」「この機能がないと不便」と感じたときに無料トライアルを試しましょう。
Canvaプロで特に便利な機能
月あたり約691円(年払い)で、作業時間が大きく減るのがCanvaプロのいいところです。
特に活動の発信で役立つ機能を紹介します。
いいと思った素材が、そのまま使える
無料版では、素材を探すたびに「これは王冠マーク付きだから使えない」と引っかかります。Canvaプロなら素材を探す時間が減り、デザインそのものに時間を使えます。
背景をワンクリックで消せる
写真から人物や商品だけを切り抜いたり、ロゴを透過PNGで保存したりできます。
サムネイルや告知画像、LINEスタンプやグッズのデザインでよく使います。
予約投稿で、投稿の手間が減る
画像を作ったら、そのままCanvaから投稿日時を予約できます。
何本分かまとめて作っておけば、忙しい時期も発信を止めずに済みます。
ブランドキットで、デザインに統一感が出る
ロゴ・ブランドカラー・フォントを登録しておけば、どのデザインでもすぐに呼び出せます。持っているフォントをアップロードして使うこともできます。
投稿画像や資料の見た目がそろうので、「この人の投稿だ」と覚えてもらいやすくなります。
無料トライアルと解約の注意点
Canvaプロには30日間の無料トライアルがあり、期間中に解約すれば料金はかかりません。
トライアル中は、有料版と同じ機能をすべて試せます。
無料トライアルで気をつけること
- 申し込みには、支払い情報(クレジットカードなど)の登録が必要です。
- 解約しないと、30日後に自動で有料プランに切り替わります。
- トライアル開始時に「月払い」か「年払い」かを選びます。続けるかわからないうちは、終了日をカレンダーに入れておきましょう。
解約したらどうなる?
- 支払い済みの期間が終わるまでは、Canvaプロの機能を使えます。
- その後は自動的に無料プランに戻り、作ったデザインは残ります。
- ただし、プレミアム素材を使ったデザインは、無料プランでは透かしが入り、そのままではダウンロードできません。
- ブランドキットやストレージは無料プランの上限に戻るので、必要なデータは解約前にダウンロードしておきましょう。
教育機関・非営利団体は、有料版を無料で使える
条件を満たす教員や非営利団体は、申請すると有料版の機能を無料で使えます。
| プラン | 対象 | 注意点 |
|---|---|---|
| Canva教育版 | 幼稚園〜高校の教職員など | 大学・短大の教職員や学生、家庭教師は対象外 |
| Canva非営利団体 | 正式に登録された非営利団体 | 審査あり。プロスポーツ団体や業界団体などは対象外 |
よくある質問
Q. 無料版で作ったデザインを、商用利用してもいいですか?
無料版でも、デザインを活動の告知や販促に使えます。
ただし、テンプレートや素材をほぼそのまま使って商標登録したり、素材単体を販売したりすることはできません。
プランに関係なく同じルールなので、グッズやロゴに使う前に、Canvaのライセンス規約を確認してください。
Q. 月払いから年払いに変更できますか?
できます。
アカウントの設定画面(請求とプラン)から変更できます。切り替えのタイミングや請求額は、変更画面に表示される内容を確認しましょう。
Q. 以前の料金で契約しています。値下げ後の料金になりますか?
契約の更新日に合わせて、料金が切り替わることがあります。
次回の請求額は、アカウントの設定画面(請求とプラン)で確認できます。
Q. Canvaプロを家族やスタッフと共有できますか?
Canvaプロは1人用のプランなので、アカウントの共有はできません。
複数人で有料機能を使うなら、Canvaビジネスを選びましょう。
まとめ
Canvaは無料でも使えますが、発信やグッズ制作を続けているなら、月あたり約691円(年払い)のCanvaプロで作業時間を大きく減らせます。
| 無料 | たまに告知画像を作る程度なら十分 |
| Canvaプロ | 背景透過・サイズ変更・予約投稿・印刷入稿をよく使う人向け |
| Canvaビジネス | チームでロゴやテンプレート共有したい人向け |
迷ったら、30日間の無料トライアルで、自分の使い方に合うか試してみてください。






