「自分の作品やグッズをネットで売ってみたい。でも費用やむずかしい設定が不安…」
そんな方にまず検討してほしいのが、ネットショップ作成サービスのBASE(ベイス)です。
初期費用・月額費用0円で始められ、プログラミングの知識がなくてもスマホひとつでお店が作れます。
この記事では、BASEの特徴・料金と手数料・メリットとデメリット・プランの選び方までを初心者向けにまとめました。
私自身がBASEでショップを開いて気づいたことも交えて解説します。
- BASEとはどんなサービスか
- 2026年最新の料金プランと手数料
- 初心者にうれしいメリットと、知っておきたいデメリット
- スタンダードとグロース、どちらを選ぶべきか
BASE(ベイス)とは?260万ショップが選んだネットショップ作成サービス
BASEは、BASE株式会社が運営する「誰でも簡単にネットショップが作れる」サービスです。
2012年11月にサービスを開始し、2026年5月18日に累計ショップ開設数が260万ショップを突破しました(BASE公式プレスリリース)。
利用者は個人のクリエイターやハンドメイド作家から、法人ブランド、自治体まで幅広いのが特徴です。
Amazonや楽天のような「モールに出店する」形ではなく、自分専用のショップ(独自ストア)を持つタイプのサービスです。
BASEの基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | BASE株式会社(東京都港区) |
| サービス開始 | 2012年11月 |
| 累計開設数 | 260万ショップ突破(2026年5月) |
| 初期費用・月額費用 | 0円(スタンダードプラン) |
| 審査 | 不要、最短30秒で開設 |
| 主な機能 | デザインテーマ、決済、発送、集客、拡張機能「BASE Apps」 |
2026年の主なアップデート
- かんたん海外販売(2026年3月に標準機能化):国内倉庫へ発送するだけで海外へ販売できる。通関書類や多言語対応は不要。
- メールマガジンAppにAI機能(2026年4月):テーマを入力すると、AIが件名や本文を提案。
- 送り状一括印刷App(2026年5月):最大200件の送り状をまとめて発行できる。
- BASE AIアシスタント:商品説明などの文章作成をAIがサポート。
BASEの料金プランと手数料【2026年最新】
BASEの料金プランは「スタンダードプラン」と「グロースプラン」の2種類です。どちらのプランでも使える機能は同じで、違いは月額費用と手数料だけです。
料金プランの比較
| 項目 | スタンダードプラン | グロースプラン |
|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 0円 | 19,980円(月払い)/ 16,580円(年払いの月あたり) |
| 決済手数料 | 3.6%+40円 | 2.9% |
| サービス利用料 | 3% | 0円 |
| おすすめの人 | これから始める人、月商が少ない人 | 月商50万円以上が目安 |
※PayPay・Amazon Pay・PayPalで決済された場合は、決済手数料に1%が加算されます。
※購入者向けアプリ「PAY ID」からの注文は、プランに関係なく決済手数料3.6%+40円とサービス利用料5.9%がかかります。
注意:グロースプランは2024年1月16日に料金改定があり、月額5,980円から19,980円に値上がりしました(BASE公式のお知らせ)。
売上を引き出すときの手数料
売上金は、振込申請をして自分の口座へ入金します。
申請のたびに以下の手数料がかかります。
| 手数料 | 金額 |
|---|---|
| 振込手数料 | 一律250円 |
| 事務手数料 | 申請額2万円未満は500円、2万円以上は0円 |
| お急ぎ振込(最短翌営業日) | 申請額の1.5% |
| 最速振込(最短当日) | 申請額の3% |
通常は申請から10営業日で入金されます。2万円以上たまってから申請すると、事務手数料500円を節約できます。
手数料のシミュレーション
3,000円の商品が1つ売れた場合(スタンダードプラン・クレジットカード決済):
- 決済手数料:3,000円 × 3.6% + 40円 = 148円
- サービス利用料:3,000円 × 3% = 90円
- 手元に残る金額:3,000円 − 238円 = 2,762円(振込手数料は別)
※手数料は送料を含む金額にかかります。
BASEのメリット6つ
1. 売れるまで費用0円で始められる
スタンダードプランなら初期費用・月額費用がかかりません。
費用が発生するのは商品が売れたときと、売上を引き出すときだけです。
「まず試してみたい」初心者にとって、赤字リスクが小さいのは大きな安心材料です。
2. 知識がなくてもおしゃれなショップが作れる
デザインテーマ(テンプレート)を選び、画像やテキストのパーツを配置するだけでショップが完成します。
ボタンの色やフォント、レイアウトもマウス操作で変更でき、スマホアプリからも編集できます。こだわりたい人は「HTML編集 App」で独自のカスタマイズも可能です。
3. 決済方法が豊富で、審査なしですぐ使える
「BASEかんたん決済」で、次の決済方法を申し込み不要で導入できます(BASE公式 料金ページ)。
- クレジットカード
- コンビニ決済・Pay-easy
- 銀行振込
- キャリア決済
- PayPay
- Amazon Pay
- PayPal
- あと払い
4. 発送がラクになる「BASEかんたん発送」
ヤマト運輸・日本郵便と連携した「BASEかんたん発送」を使えば、宛名書きが不要になります。
管理画面に表示されるQRコードをコンビニや郵便局の端末にかざすだけで送り状を印刷でき、送料は売上から差し引かれます。
5. 無在庫でグッズ販売ができる
BASE Appsを通じて、グッズ制作サービスと連携できます。
デザインを入稿すればTシャツやアクリルキーホルダーなどを商品として登録でき、注文が入ってから制作・発送までを提携先が行います。
在庫を抱えずに、作品やオリジナルグッズを販売できるのが魅力です。
オリジナルプリント.jpと連携する手順はこちらの記事で説明しています。
6. デジタルコンテンツも販売できる
「デジタルコンテンツ販売 App」を使えば、音源・画像データ・PDFなどのダウンロード販売もできます。
音楽やイラスト、AI作品などを販売したいクリエイターにも向いています。
BASEのデメリット・注意点
1. 集客は自分で行う必要がある
BASEは独自ショップ型なので、Amazonや楽天のようにモール内の検索から自然にお客さんが来るわけではありません。
SNSやブログ、SEO設定 Appなどを組み合わせて、自分で集客する前提で考えましょう。
なお、購入者向けショッピングアプリ「PAY ID」に商品が掲載されることもあります。
ただしアプリ経由の注文はサービス利用料が5.9%と高めに設定されている点も覚えておきましょう。
2. 売上に対して手数料がかかる
スタンダードプランでは、売上ごとに決済手数料3.6%+40円とサービス利用料3%、合計で約6.6%+40円がかかります。
さらに振込申請のたびに250円(2万円未満は+500円)がかかります。
価格設定のときは、手数料と送料を差し引いた利益を必ず計算しておきましょう。
3. 代金引換(代引き)には対応していない
BASEかんたん決済は代引きに対応していません。
現金で払いたいお客さんには、コンビニ決済やあと払いを案内するとよいでしょう。
4. 売上金には申請期限がある
売上金は、売上が発生してから180日以内に振込申請が必要です。
放置しないよう、定期的に申請する習慣をつけておくと安心です。
スタンダードとグロース、どちらを選ぶべき?
結論として、これから始める人はスタンダードプラン一択です。
グロースプランは月商が安定して40〜50万円を超えてから検討しましょう。
平均単価3,000円・クレジットカード決済で計算すると、1か月の手数料の合計は次のとおりです(振込手数料は除く)。
| 月商 | スタンダード | グロース(年払い) |
|---|---|---|
| 10万円 | 約7,900円 | 約19,500円 |
| 30万円 | 約23,800円 | 約25,300円 |
| 50万円 | 約39,700円 | 約31,100円 |
この条件では、年払いなら月商約33万円、月払いなら約40万円で費用が逆転します。
BASE公式も「月商50万円以上」を切り替えの目安としています。
グロースプランは売上がない月も月額費用がかかります。
3〜6か月の平均月商を見て判断するのがおすすめです。
プランはいつでも切り替えられますが、グロースからスタンダードへの変更は契約期間の終了後に反映されます。
BASEでショップを開設する流れ
BASEの登録は無料で、最短30秒で完了します。
入力するのはメールアドレス・パスワード・ショップURLの3項目だけです。
- 公式サイトの「無料ではじめる」から登録する
- ショップ名・特定商取引法に基づく表記などの基本情報を設定する
- デザインテーマを選んでショップの見た目を整える
- 商品を登録する(画像・価格・説明文・在庫数)
- 決済方法と送料を設定する
- ショップを公開し、SNSなどで告知する
商品や戦略が固まってから登録するより、「まずはどんなものか」という気持ちで登録してみるのがおすすめです。
管理画面を触ると、開店までに必要な準備が自然と見えてきます。
私自身も、登録してから気づくことがたくさんありました。
登録手順については、以下の記事でステップごとに画像付きで解説しています。
BASEに関するよくある質問
Q. BASEは本当に無料で使えますか?
スタンダードプランなら初期費用・月額費用は0円です。
商品が売れたときの手数料と、売上を引き出すときの振込手数料のみかかります。
Q. プランによって使える機能は違いますか?
違いはありません。どちらのプランでもすべての機能を使えます。
違うのは月額費用と手数料だけです。
Q. 個人でもショップを開設できますか?
できます。審査は不要で、個人のクリエイターや副業で始める方も多く利用しています。
Q. 代引きは使えますか?
使えません。
現金払いを希望するお客さんには、コンビニ決済やあと払いを案内しましょう。
Q. 海外のお客さんにも販売できますか?
できます。
2026年3月から「かんたん海外販売」が標準機能になり、国内の倉庫へ発送するだけで海外販売が可能です。
まとめ:BASEは「小さく始めたい初心者」に最適
BASEは、売れるまで費用0円で始められ、デザイン・決済・発送までを初心者でも簡単に整えられるネットショップ作成サービスです。
- 初期費用・月額0円のスタンダードプランでリスクなく始められる
- 手数料は1件あたり約6.6%+40円。価格設定は利益を計算してから
- 集客は自分で行う必要があるので、SNSやブログと組み合わせる
- 月商が40〜50万円を安定して超えたらグロースプランを検討
登録は無料で、すぐに終わります。
まずはショップを作ってみて、管理画面を触りながら準備を進めてみてください。



